2012年10月15日月曜日

【レポート】第24回 建築夜話報告“イメージパワーで人生が変わる”~潜在意識の活用~

※この記事はつどい2012年10月号に掲載された内容を転載しました

【レポート】第24回 建築夜話報告“イメージパワーで人生が変わる”~潜在意識の活用~

事業委員会/山際 洋子


 平成24年8月25日、講師に上質人生プロデューサーの金蔵院葉子さんを迎え2時間のセミナーを開催しました。金蔵院さんは1998年に渡米し、NLP協会公認トレーナーの資格を取得。現在東京を中心に活躍中で、今回のセミナーでは脳のメカニズムをわかりやすく解説いただいた上で、イメージトレーニングの体験学習をしました。ここではセミナーに参加されなかった方にも疑似体験していただけるようにダイジェスト版で報告をしたいと思います。

講師:金蔵院葉子先生


 まず脳には右脳と左脳があるといわれていますが、計算や思考は左脳を使い、それ以外はすべて、生命維持機能も含め右脳が関与しているのだそうです。“元気な体は右脳から”ということです。イルカやクジラは左右の脳を同時に使うことができるのに比べ、人は左脳が活動している時、右脳は休憩状態で、同時に使うことができないのだそうです。現代人は左脳を使うことが増えているのでスウィッチングをして右脳を活発に動かすことが必要なのですが、この切り替えは、どうすればよいと思われますか?

 答えは“呼吸”です。ゆったりとした呼吸で“吸う”対“吐く”を1対2の割合で3分間繰り返すのだそうです。そうすると、左脳の活動が右脳に切り替わるのですって。深い心地よい眠りにつきたい方は、寝る前にぜひこれを試みてください。

右脳体験学習風景


 もう一つ、“目からうろこ”なことがあります。脳はイメージも実体験も同じだと思うのだそうです。一つの例として挙げられたのが、アメリカのあるピアニストのことです。彼は間違いやすい部分を移動中の飛行機で練習するというのです。鍵盤を思い浮かべ弾いているイメージを繰り返すことで、難しい部分を弾きこなせるようにするのですって。また、オリンピック選手などは脳科学に基づいたイメージトレーニングをかかさないそうです。かのジョイナーは、優勝がイメージできたときは必ず優勝したと言い切っているそうです。

 私たちも“願望”はイメージすることで実現できるのです!

 今後の心地よい健やかな生活を目差してあなたがするべきこと、それは、常にポジティブな言葉を用い、豊かにイメージすることです。

 ぜひ皆さん、右脳を元気にして豊かな人生を送りましょうね。

事業委員長挨拶



2012年8月25日土曜日

第24回建築夜話 講師 : NLP協会公認トレーナー  金蔵院 葉子氏

■開催日: 2012/08/25■


○2012/06/07
  • お知らせチラシ(PDF) /(2012.6.7)
○2012/08/25

○2012/10/01 追記
2012/10/15
  • 報告記事をブログに掲載しました(2012/10/15)

2012年8月9日木曜日

第5回事業委員会

開催日:2012/08/09

議題

  1. 60周年記念式典について
  2. 「建築夜話」について
  3. 「近畿建築祭」について
  4. その他(住まい方研究会、技術研修会)

2012年7月25日水曜日

【報告】第23回建築夜話 「理学療法士の目線で考える住宅改修」 講師:遠近高明氏(理学療法士)

第23回建築夜話 「理学療法士の目線で考える住宅改修」事業報告

報告者:事業委員 阿部 徳人


■会場 西宮市市民交流センター
■日時 平成24年6月30日(土)15:00~17:00
■講師 遠近高明氏(理学療法士 箕面市健康福祉部高齢福祉課 勤務)

遠近 高明氏

 住宅建築という分野において、「住宅改修・リフォーム」の占める割合が年々増加しています。偏に住宅改修といっても、建物自体の老朽化によるものであったり、住まい手側の変化によるものであったりと理由は様々です。
 今回の建築夜話では、将来どこの家庭でも必ず必要になってくるであろう「高齢者や身体障害者の介護を目的とした住宅改修」に焦点をあて、介護を必要とする側(一般の方々)、住宅改修を行う側(建築士)、そして介護をサポートしていく側(理学療法士)が考えていることが、必ずしも同じではないというあたりのお話を講師の遠近氏にしていただきました。

※第23回建築夜話は、社団法人兵庫県建築士会・平成24年度「建築士の日」事業の一つとして行われました。
「建築士の日」とは建築士を広く社会にPRすることを目的に昭和62年に社団法人日本建築士会連合会によって制定された記念日です。

 遠近先生の講演は、用意していただいたスライドを見ながらによるもので、そのテンポはとても小気味よく、また先生自身の優しい語り口調とも相まって、たいへん聞きやすいものでした。
 講演のはじまりは、現在勤務している箕面市役所の中で行政職員として介護保険制度を運用している立場から、「介護保険制度の対象者」及び「要介護度の区分」そして、補助制度等の説明が行われました。住宅改修費の説明では、制度自体がまだまだ知られていない制度であり「建築士の皆さんには是非とも押さえておいてほしい内容」との事で、詳しく説明されていました。


 制度を有効に活用するために、改修と改造の違い、改修費の例外などの説明があり、介護保険制度というのは、介護を必要とする人を手厚く介護するための制度ではなく、これから介護を必要とされるであろう、若しくは初期の介護を必要とされる方をできるだけ介護を必要としない状態へもっていくための制度であり、あくまでも自立を促す為の制度だという認識を改めてさせられました。

 この日の出席者比率は、圧倒的に建築士のほうが一般の方より多く、「建築士の日」事業としては少し残念な形になってしまいましたが、逆に建築士が多いということで、遠近先生には急遽当日になってから講演内容を一部変更していただき、箕面市での実際の制度利用度のデータを見せて頂くことになりました。介護保険制度については、申請者数、利用者の平均年齢ともに順調な伸びを見せており、具体的には浴室の扉を折れ戸に換える改修や、レバー式のノブ交換も増えているとのことでした。とはいえ、それらは、箕面市全体の人口からいえば、数パーセント程度でしかなく、今後は、建築業界の方と一緒になって、利用率を伸ばしていけないものかとの問いかけもありました。



 日本人には昔からトイレとお風呂は、家族も含めて、自分以外の人には見られたくないという特徴があるようで、理学療法士の立場としても、その部分は出来るだけ自立できるように考えているとのことでした。生身の人間が生活するのだから、そこに感情が生まれてくるのは当然と言えば当然の事なのですが、家を機械的な視点で捉えると、ついつい見落としがちな部分だと思いました。
 日本家屋には、日本独特の文化が反映されており、それは介護という面にも多くの影響を与えているらしく、おもてなしの文化、四季がある風土、外から中への文化、後付け工法、狭い方が安心する気質等、の影響で、家屋の中にやたらと段差が多いのが日本家屋の特徴だとの事でした。
 現在の家づくりでは、家を建てる段階でそれらの障害の多くは解消されているのですが、それでも、介護の為の住宅改修の必要性は増えていくばかりだとか。



 そんなわけで、講演はこの日のメインイベントともいえる個々の場面を想定しての、意見交換に突入です。遠近先生から、「こんな場合ならどうしますか」と質問があり、それに対して出席者が思うところを答えていく。大抵の場合に先生は、「正解」、「と言いたいところですが、実際には違うんですよ。教科書では、そう教えているのですが・・・」という感じのやり取りが行われました。ほんの一部を紹介します。
  • 杖の高さ
  • 教科書では、大転子の高さにあわせる
  • しかし、実際には、もう少し高めにあわせる
  • 屈曲30度ではなく、屈曲40度
  • 手すりの高さ ⇒杖の高さにあわす
  • いやいやもう少し、高めにあわせたほうが良い
  • 片足が悪くなったとき、どちらの手で杖をつくか
  • 悪くなったほうの手で杖をつく
  • はい、間違いです。(意見がわかれました)
  • スロープを作ります
  • すべてをスロープにするのは勧めません
  • だって、スロープのほうが、お年寄りには負荷がかかる場合が多いからです

実際に体を動かしてみたりして、とても楽しく勉強させていただきました。
 家を作る立場としては、施主様の意向を優先し、経済的な部分なども絡めながら、対応する事が多いと思いますが、その中に、今回教わったような視点を取り入れていくことは、とても必要な事だと強く感じました。ありがとうございました。 (報告おわり)


報告書(PDF)

2012年6月30日土曜日

第4回事業委員会(H24年度)

開催日:2012/06/30

議題

  1. 60周年記念式典について、
  2. 第24回建築夜話について、
  3. その他(近畿建築祭開催の件)

第23回建築夜話 講師 : 理学療法士  遠近 高明氏

■開催日: 2012/06/30■


2012/06/07
2012/06/30
  • 終了しました /(2012.06.30)
  • 兵庫県建築士会の日記(ブログ)を更新しました /(2012.6.30)
2012/07/25

2012/09/16 追記

2012年6月7日木曜日

第23回建築夜話 (講師 : 理学療法士:遠近 高明氏)のご案内

事業委員会「第 23回建築夜話」

 今回の建築夜話は「建築士の日」の一環とし、生活の中で誰もが必ず必要となってくる「介護」をテーマに一般の方と意見を交わしながら建築士としての意識を再確認してみたいと思います。
 在宅介護やバリアフリーを目的とした住宅改修時における「つくり手側」と「すまい手側」が考えたプランを「サポートする側」はどのように見ているのかという所から、「サポートする側も含めた利用者の体の事を考えた住宅改修」を一般の方も交えて一緒に考える。


■講師 遠近高明 様
(箕面市立病院リハビリテーションセンター勤務・理学療法士)

■日時 平成 24年 6月 30日(土) 15:00~17:00

■会場 西宮市民交流センター B会議室
    〒663-8204 西宮市高松町 20-20 ℡0798-65-2251
    阪急西宮北口駅 南東出口から東に徒歩3分

■テーマ 『理学療法士の目線で考える住宅改修』

■定員 先着 20名

■参加費 500円

■CPD CPD制度参加者は申込時に氏名・CPD番号をお知らせ下さい

■申込先 (社)兵庫県建築士会事務局 本吉・桂まで
          TEL078-327-0885 FAX 078-327-0887

2012年6月3日日曜日

第3回事業委員会(H24年度)

開催日:2012/06/03

議題:60周年記念式典、建築夜話、近畿建築祭について

2012年5月15日火曜日

第2回事業委員会(H24年度)

開催日:2012/05/15

議題:建築夜話、60周年記念式典、建築甲子園

関連リンク:兵庫県建築士会の日記

2012年4月14日土曜日

第1回事業委員会(H24年度)

議題

建築甲子園、建築夜話、60周年記念式典、建築士の日について

第22回建築夜話 講師 : 茅葺屋  塩澤 実氏

■開催日: 2012/04/14■


2012/04/05
  • 案内(ページ)/(2012/04/05)
2012/04/14
  • 終了/(2012/04/14)

2012年4月5日木曜日

事業委員会「第22回建築夜話」のご案内(2012/04/05)

事業委員会「第22回建築夜話」


 今回の建築夜話は茅葺屋根の魅力と茅の利用、可能性について塩澤実様を講師に迎え知識の習得、交流を深めたいと思います。
 茅葺屋根の伝統の美と技、茅葺きの屋根と材料、現代に生きる茅の環について、茅葺きの知られざる世界を学びたいと思います。


講 師 : 塩澤 実 様

日 時 : 平成24年4月14日(土) 15:00~17:00

会 場 : 兵庫県民会館 7階会議室「らん」
       JR・阪神 元町駅下車 北へ徒歩約7分

定 員 : 先着20名(定員になり次第締め切ります)

参加費 : 500円(当日申し受けます)

CPD : CPD制度参加者は申込時に氏名・CPD番号を お知らせ下さい。

申込先 : (社)兵庫県建築士会事務局 本吉・桂まで
        TEL078-327-0885 FAX078-327-0887

2012年1月21日土曜日

第21回建築夜話 講師 : 鬼板師  川崎 忠行氏

■開催日: 2012/01/21■


2012/01/08
  • CPDプログラム情報(サイト) /(20121.8)
2012/01/21
  • 終了 /(2012.1.21)
  • 兵庫県建築士会の日記(ブログ) /(2012.1.21)


2012年1月10日火曜日